馬淵隆一氏 マブチモーターを圧倒的な世界一にした男
馬淵隆一氏
マブチモーター創業者、元社長
小型モーターで世界市場シェア5割以上という圧倒的な力を持つマブチモーターの創業者。戦後、兄の健一氏とともにマブチを創業し、常に小型モーターに経営資源を集中する戦略を貫き、マブチを世界の有力企業に育てあげた。
馬淵氏の経営哲学で見習いたいのは、どんなに儲かっている時でも、顧客のことを最優先に考える姿勢だ。馬淵氏は、小型モーターで稼いだ収お金は、小型モーターのさらなる改良のために使うべきだと考えている。他の事業の投資、すなわち事業拡大のために使うのは、経営者として本来の筋から外れるというような発言をされるのを聞いたことがある。
戦後、多くの日本企業が成功したが、事業を多角化しすぎて勢いを失った企業は少なくない。日立製作所や東芝、NEC、富士通などの総合メーカーはその最たる例だ。
馬淵氏の経営哲学をみならうべきである。
また、馬淵氏は謙虚で、自分の自慢になるような話をしたがらない。庶民的で、社員にも愛されており、それがマブチの家庭的で実直な社風に反映されている。